【神明宮のゆらい】
  神明宮の歴史は古く、記録では江戸時代のはじめ(慶長・元和の頃)にはお宮としてお祀りされていました。
 江戸時代、新発田藩は治水事業と新田開発を第一の産業と捉え取り組んでいました。
1661年(寛文元年)、 新発田藩三代藩主・溝口宣直候は、伊勢神宮の外宮から勧請した豊受大神の分霊を、現在の御幸町1丁目(伊勢堂~職人町)町内にお祀りしました。
1748年 (延享5年)、新発田藩七代藩主溝口直温が神社仏閣を再建するにあたり、豊作と安全祈願から、現在地にあった下足軽屋敷を取り払い、『神明宮』として新築遷宮したことが、神明宮の由来です。 

【社殿・境内について】
現在の社殿は1982年(昭和57年)に拝殿を、1988年(同63年)に本殿を新築したものです。 
社殿左側にある格納庫には、新発田祭りで披露される台輪の一つ、『下町わ組』の台輪が納められています。台輪は、1972年(昭和47年)に市の文化財に指定されております。

大正時代 御神輿渡御の様子。各町内が町名を額面に記載した『まとい』や各種の伊達道具を先頭に台輪を曳き、行列は百単位で数える人数だったそうです。写真には御神輿の先を行く職人町の大神楽、「職人町」の額面まといが見えます。


【主祭神】
豊受皇大神(とようけのおおみかみ)
伊勢外宮  衣食住の神

【大例祭】
しばた豊年秋まつり  
9月

夏越大祓い(半年参り)
6月30日

師走大祓い(2年参り初詣)
12月31日 正月

七五三参り
10月 11月